名義貸ししてサラ金契約、これって違法?
よくテレビドラマや映画などのワンシーンで「もうこれ以上、サラ金からお金を借りることが出来ないから、貴方が私の代わりに借りてほしい!返済は絶対に私がするから!」こんな感じのセリフを聞いたことがありませんか。所謂「名義貸し」というもので、早い話、代わりに借りてあげるというものです。借りたお金を借りることができない人に渡してしまって、いくらその人が後に返済すると口約束をしたとしても、その人がどこかに逃げてしまえば、名義貸しをした本人が返済をしていかなければなりません。
借りたのは名義貸しをしたその本人そのものですので、支払い義務が発生してしまいます。仮に巧みな手法で結果的に名義貸し詐欺にあった場合、名義貸しであった旨をきちんと金融会社に伝えなければなりませんし、これからの返済方法を改めて決めなければなりません。また、警察にも被害届を出す必要があります。いずれにしても名義貸し自体は違法行為です。相手側が代わりに借りてほしいと言ってきても、絶対に断るようにしましょう。
世の中には自分の属性ではどうしてもキャッシングやカードローンが出来ない人がたくさん存在します。中にはそれでも諦めることが出来ず、名義貸しを巧みに誘ってくる人が結構いるのです。それらにひっかかってしまうと結局、自分が損をすることになります。自分の代わりに借りてほしい、返済は自分がするからなんて言葉を鵜呑みにせずに、話を持ちかけられても絶対に契約しないように強い心を持つことがとても大事になってきます。