ある主婦が、急にお金が必要になりました。夫には内緒のお金です。近頃、キャッシングのテレビのコマーシャルが増えました。有名な銀行の名前も出てきます。インターネットで消費者金融のことを調べてみました。借入の申込には、身分証明書と収入証明書が必要です。しかし、金額が少なければ、収入証明書は必要ではありません。身分証明書というは、運転免許証、健康保険証など、名前、住所、生年月日などが分かるものです。

その主婦は、運転はしません。運転免許証は持っていません。健康保険証は、夫のものがあります。被保険者が夫で、自分は被扶養者になっています。どうやら健康保険証をうまく使えば、夫に分からないうちにキャッシングができそうです。健康保険証で借入の申込をする場合、どんな風にするのでしょうか。借入の申込の方法には、いくつかの種類があるようです。

1つ目は、インターネットでの契約です。パソコン、携帯電話、スマートホンを使います。今は、通信機器の発達で、隔世の感があります。お金の貸し借りという人間の活動は、昔から変わりません。しかし、そのやり方は、時代が進んで、変わってしまったようです。申込は、必要な事項を画面に入力します。健康保険証の画像と一緒に送信します。

インターネットの場合は、担当者と会うことはありません。好きな時に、好きな場所で手続きができて便利です。しかし、インターネットを普段使わない人には、この方法は不向きです。ネットの操作では、現実感がなくなることがあります。一人で操作すると、入力の間違いも起こりえます。正しい判断ができないで、次の操作に進んでしまう恐れもあります。必要でないのに借りたり、余計に借りたりしないように注意する必要があります。

2つ目は、店舗での契約です。昔から行われてきた方法です。昔は、一部のサラ金には、駅前の奥まった場所の、中の見えない事務所という暗いイメージもありました。今は、雰囲気が変わったようです。この場合は、担当者と会って話をします。人目をはばかる人、担当者と会いたくない人には、この方法は不向きです。しかし、自分の目で確かめられるので、手続きは実感があります。申込は、必要な事項を申込書に記入し、健康保険証のコピーを付けて、提出します。

3つ目は、郵送での契約です。この場合は、担当者とは会いません。申込は、必要な事項を申込書に記入し、健康保険証のコピーを付けて提出します。以上3つのどの場合も、申込の後は、審査があります。審査に合格すれば、契約額がメール、電話で連絡されます。カードが発行されて、借入できます。インターネットの場合は、カードが届く前に借入できるそうです。

その主婦は、担当者にも無人契約機にも向かい合いたい、とは思いませんでした。インターネットは、あまり得意でないし、操作の仕方にも不安を感じました。それで、郵送で申しこむことにしました。電話で確かめてみると、郵便は、普通の銀行からの郵便物と変わらないもので届くそうです。できるだけ少ない金額を借りて、利息があまりつかないうちに、返してしまおうと考えています。